実務でよくあるケースが、決算仕訳で悩むケースと訂正伝票の書き方で悩むケースがあろうかと思います。

■決算仕訳の場合

たとえば、前期末に賞与引当金を計上したものを、中間期で新たに見積もった場合を例にします。
前期末100だったものを中間期で150にする場合。

・差額補充法
賞与　50　／　賞与引当金　50　「摘要：中間期賞与引当金」

・洗替法(2行の仕訳セットです)
賞与　△100　／　賞与引当金　△100　「摘要：前期末賞与引当金戻し」
賞与   　150　／　賞与引当金   　150　「摘要：中間期賞与引当金計上」

結果は一緒ですが、摘要まで含めて考えると、この仕訳で何をしたか他のメンバーがみても理解しやすいのはどちらでしょうか。
貸借逆の計上でなく、マイナス仕訳の計上法との合わせ技で洗替法の方が明瞭に会計処理しているように受け取れませんか？

■訂正伝票の場合

マイナス仕訳の計上の効果とあわせて、以下のQAをご参照ください。

https://accounting-supportroom.com/community/postid/17/